--年--月--日 --:--

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

イギリス人はおかしい

2005年05月22日 22:55

イギリス人はおかしい

~日本人ハウスキーパーが見た階級社会の素顔~
高尾 慶子 著


古本屋で見つけて久しぶりに読み直す。
新刊で読んだのが確かフランス・ワールドカップの頃と記憶しているから'98年か。引っ越しを機に処分したうちの一冊、ということは手元に置いておきたいという程の本ではなかったということなんですが。。
あの頃は旅モノや外国で暮らす系の本がブームで、特にアジアと英国がもてはやされてた。その多くは素人がなにかの拍子で書いたとおぼしきものであったけど、それはそれで私自身の体験にだぶらせてみたりで片っ端から面白がって読んだっけ。

ちなみにこの本、英国モノで大売れした(素人代表格)エッセイ「イギリスはおいしい」林 望 著 に対して大いに皮肉を込めたタイトルで当時ちょっとした話題になりました。
イングリッシュガーデンブームに始まり「ゆったり暮らす」のキーワードとともに英国礼賛に染まる日本に「英国ベタ誉めはもうたくさん!」とカウンターをうったバイタリティ溢れる関西おばはん。ロンドンの下町での生活や映画監督リドリー・スコットのお城に住み込みで働いていた体験を通じて見た貴族・大富豪・労働階級。イギリス人の赤裸々な姿を毒舌とユーモアで綴ったコラムです。


改めて読み直して、これ痛快。
「イギリス人のアホ!」とばっさり切り捨てつつ感じられる英国への愛、日本人であることの誇りと愛国心をダメな英国を比喩的に祖国日本への警鐘としてるあたりはおもわず膝を打つこと請け合い。

描かれている時代が少し古いだけにその辺は差し引いて読まなくてはなりませんが、それにしてもどうでしょう。このオバハンが憂いた当時の英国、ことモラルの低下に関するところなんかまんま現在の日本に当てはまるようで情けなくもなるってもんです。


余談ながら。
私自身、大学で集中して勉強したのが英国にまつわるあれこれ。きっかけはなんのことない、乗っていたクルマがミニで、その延長で英国に興味を持ったっちゅうだけのこと。その課程で造園やフラワーデザインに興味を持ち(英国はフランス、ドイツ、オランダと並んで先進国)、もともと絵を描くのが好きだったこともあってその世界に進んだわけです。
始めてレッスンについた講師がイギリス人のイギリス英語だったのも、英語なんてひとつと思ってた当時には新鮮でいっそう興味が増したものです。


住んだ経験も無く偉そうなことも言えませんが、数多ある英国モノの本。「イギリス最高~」からそれこそ「アホ!」まで、その何れもが彼の国を語る事実として素直に面白いと思います。要するにその一冊、一著者をして全てと盲信せずにって感じで軽く読むと面白いんじゃないでしょうか。

んで、何が言いたいのかってえと。
英国の空気、情緒を最も感じさせるのはハリーポッターってことでいかがでしょう。

自分の国のことを語るのって案外難しいもの。その点でもJKローリングには感服。


コメント

    コメントの投稿

    (コメント編集・削除に必要)
    (管理者にだけ表示を許可する)

    トラックバック

    この記事のトラックバックURL
    http://wakarimasen.blog9.fc2.com/tb.php/22-529349fa
    この記事へのトラックバック


    最近の記事


    上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。