--年--月--日 --:--

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

妻有アートトリエンナーレへ行く その21

2006年10月02日 13:20

ふう。


なかなかの廃校でした。なにがナカナカなのかわかりませんけどもね。

この鉢集落、その地形といいすれ違う住民の方の表情といい、そんでもって中心にあるこの学校の雰囲気にもってきて山間集落全体の佇まい、そのありようの全てがとても印象深い。今までのどの集落とも違う感触。これは確かなことに思えるし、夕暮れがなおのことそういう気分をたかめてくれたりもする。

平らなところが全然無い。見渡しても、見上げるか見下ろすか。すり鉢の底にいるような、なにかとんでもなく遠くへ来た感じ。実際この私自分自身が自分の足で歩いてるのに、その様子をもう一人の私が上から眺めていて意識もそっちの私っていうか。んで、歩いてる私は私で見下ろしてるもう一人の私を意識している。同時に私自身が二つの意識を持っている。なんだいこりゃ。ここはいったいドコ?私はダレ?ってか。



なーんか不思議。どーもヘン。
イヤじゃないんだけどこういうのは初めて。
なんだろな、ここ、磁場とか狂ってんじゃねえか?きっとそうだ(笑





Image053.jpg









この先、もっと上に最後の作品があるという。
最後って表現がいかにも面白い。つまり、この集落には学校以外にも他にあって、さらに最後に見るのがその集落の上にあるやつなんだっていう。たった一言二言交わしただけでこの集落の立体感が伝わる。

ようし、歩いていこう。



いや、けっこうありますよ?クルマじゃないと。。。



と、こへび隊の若い衆。



ん。歩いてく。






あ、あるねえ。。

遠いねえ。。









Image050.jpg






Image051.jpg






Image049.jpg









6つの徳の物語 Bruno Mathonさん作





あー、これかァ。ここだったんだァ♪
なんだよ、先に言えよな。大物アーティストさん、こんな奥におったわ。




妻有6地区、つまりこれは十日町・松代・松之山・川西・中里・津南を表しているのだ。

のだ。



だってそう書いてあるんだもの。


そう言われても私にはよくわかんねえなぁ(笑

山、森、川、水、空。

大地。この自然が語る言葉、彼らのメッセージ。そういうカタチなのだ。




のだ。。

のだ。。。


だって、、、書いてあるんだもん。。。




わかんねえよ!
マトンさん、オラわかんねーえよ!(汁笑






果ての奥になぞなぞのような。


トボトボと来た道を下る。




鉢集落的には順番違うわけだがもうひとつ、ついでなんで見ていこう。





Image052.jpg







音波天文台/宇宙の光 Ecke Bonkさん作






へ??

ただのピアノ置き場やんけ。

もう日没!腹もすいた!俺はこんなとこでなにやってんねん。



張り紙。一枚。

携帯電話の通じないこの山の集落にも宇宙から降り注ぐ原子核や粒子(宇宙線)はやってきます。ここではその宇宙線をセンサーが感知し音に表します。宇宙線は一定のものではなく、そのため音もその都度変わります。



だかなんだか、もう少し詳しく書いてあった気もするけどよーするにそういうこと。


なーるほど、そりゃ面白い。
宇宙線ねえ。そんなん気にしたこともなかった。紫外線だってさっぱり気にしてないよ、こっちゃ。ケータイ電波は最近気にしてるよ?だってボーダフォンのバカ野郎、3Gのもっとバカ野郎はさ、どーこ行ったって圏外なんだもーん!!(泣



言われてみればさ、毎日見てる空、これって宇宙だもんな。大気圏だのなに圏だの挟んで。そりゃいろんなもん降ってくるわけだよね。酸性雨とか赤外線とか。違うよ、ばかー!

ケータイ電波は来ないけど宇宙線は来る。


ハッとさせられますな。




タバコ吸いながら10分ばかり待ってみたけどさ、ドの音ひとつ鳴らんでやんの(苦笑

ホントに降ってんのか?

ははぁーん、わかった。仕掛けわかった。昼間にだけ鳴るんだな?

紫外線で(笑






  ○   ○   ○    ○      ○       ○






さてと、帰りますか。

ああー。

終わっちゃったなー。




Image055.jpg







Image054.jpg








「お茶でもどうですか」





いつの間にか足元にネコ。丸いネコ。
体擦り寄せて見上げてはもそもそっと少し歩いていって、待って、またスリスリ。



なに??

なつっこいネコだな、しかし。



ほら、ひと様んちの玄関まで来ちゃったよ。
あそうか、ここんちのネコか。


しっかしかわいいネコだな。

いじくってゴロゴロいわす。

ネコ笑う。



ちょうど畑仕事から戻ってきたお父さん。



「いやどうも。スイマセンお騒がせしちゃって」



こんな静かな集落に押しかけた大地の芸術祭。ひと夏2ヶ月間。さぞ賑やかであっただろう。そして最終日の最後の時間になってまだ玄関先で余所モンが座り込んでる。


思わず「スイマセン」と立ち上がる。
ネコもつられてジャンプする(笑



そこでこの言葉。



「お茶でもどうですか。ささ、どうぞ」





あああ。

こういうことなんだな。





ちょうど、あがっていた雨がまた降り出した。

この雨。あと3ヶ月もしたら雪になるわけですな。








 おわり








おもわず21回もの引っ張りまくりシリーズになってしまった大地の芸術祭。
これは誰かに読んでもらいたいとか伝えたいというよりも、この楽しい芸術祭この体験をなにより自分自身に擦り込んでおきたかった。もう1ヶ月も前のことになるってのに毎晩飽きずになにをやってんだかもう。
地元中越、山挟んで向こうの妻有で、この土地で息づく芸術。お祭り。


芸術祭は終わり、夏も終わりました。

だけど続くんです。

脈動は打ち続けるわけです。









コメント

    コメントの投稿

    (コメント編集・削除に必要)
    (管理者にだけ表示を許可する)

    トラックバック

    この記事のトラックバックURL
    http://wakarimasen.blog9.fc2.com/tb.php/241-e41c876d
    この記事へのトラックバック


    最近の記事


    上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。