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The Remains of the Day

2005年06月05日 23:47

20050605214629.jpg


→ 原作
→ DVD


「人は皆、人生に悔いを持っているものです」

静かに。
美しく。


こう言っては身も蓋もないが、原作を読んでお終いにしておくべき一作だ。
多くの名作がそうであるように。

おわり(苦笑


んでも、エマ・トンプスンが好きなので観る。
先日読み直した「イギリス人はおかしい」の影響もあって今一度、”英国貴族””ハウスキーパー”を映像で確認しておこうと思ったのだ。
(ここでの主人公はバトラーだがエマ・トンプスンの役どころぶりに注目して)

その映像という点では、なるほど巧い。英国の美しき丘陵、厳としたマナーハウスの佇まいとその調度品、衣装、雨。まんま英国である。
地方の城に当時のクルマと衣装を持っていって撮影すればそれがこの映像にある全てだ。それほどに英国の風景は50年100年変わらずなわけで、それがどれほど価値のあることで誇るべきものであるかを彼ら英国人はよく知っている。
と、昔の英国に行ったこともないのに知ったようなことを言ってみる(笑


原作の持つ淡々とした流れの不思議な心地良さ、老執事の微妙かつ繊細な心理が描ききれていないのは限られた時間の中では仕方ないのかもしれない。それにしてもあの大切な心理描写があっさり答え先出しだったのは残念。バス停での別れのシーンを印象的に描いているけど本当の肝はそこじゃないのになあと映画仕立てに少々白けるのだ。夕暮れシーンもちょっとなあ。。想像してたのとも理想としてたのとも随分と違った。


じゃあ面白くない映画なのかというとそんなことはない。たとえ原作を読まずに観たとしても大人の映画として充分に楽しめると思う。なによりアンソニー・ホプキンスとエマ・トンプスンの眼の演技は素晴らしいし、粋なセリフなんかは自分が英国人でないことを呪うほど。(そう考えると原作の翻訳は素晴らしいと思う)



愚直なまでに仕事に生きる男。滅私奉公。

尊敬に値する。しかし私は仕事に殉する生き方はしない。
それをアマチュアと呼ぶなら呼べばいいさ。

映像付きで観てこの思いはより強くなった。
スティーブンスのような生き様ができる男を少しばかり羨ましく思うけど、私はしない。しないのだー


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