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自転車はコミュニケーションツール

2005年08月07日 22:41

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あれだけ痛かった膝も浜崎マッサーのおかげですっかり快復。
夏山も呼んでいるはずなのだが、こうなると益々自転車に乗りたくなるってもんで金曜日からの夏休み(たったの3日間だ)はずっと自転車の上にいた。


ロードバイクに乗り始めて1ヶ月、走行距離は1000Kmを越え体重は3200g減り体脂肪は14%を割った。わずか1ヶ月、それも週末だけしか走っていないのにこの数字だ。ダイエット目的で乗ってるわけでもなく、いや、むしろ食事量は増えてるのにこうして数字で確認すると自転車のハードさというか、総運動量と効率というのはなるほど凄いものだと思う。

好きなだけ食べて呑んで(寝る前のアイスクリームは日課だ。ダイエットマニアには悲鳴ものだろう)けしてデブでもないのになお、これだけあっさり痩せていく。
経験から言って、身体に負担をかけずに健康的に痩せるには登山がダントツで適しているのだが、自転車も取り組み方によっちゃこういうことになるのだね。


  *  *  *  *  *

例によって弥彦山山頂。涼を求めようもない低さながら、海と山を同じエリアで楽しめるここらは夏の週末、やはり人出が多い。
絶好調の脚と前回完敗(だから勝負じゃねえって)した悔しさもあって今週は本気の本気で登ってみた。猛烈な暑さと湿気に全身ずぶ濡れになって到着、速攻でアイスクリームを買いたいのだがそれさえ恥ずかしくて躊躇する位の汗だ。


男「うわ、すっげぇ・・・」

クルマから降りてきたカップルが言う。
何が凄いんだろうと不安になる。汗か?そんなに汗臭い?

女「じ、自転車で登ってきたんですか?」

見りゃわかるだろう、とは言えないが(笑)驚くほどのことではないはず。登山道を登ってきたのならそりゃびっくりだろうけど。


レストハウスの横、唯一の日陰ベンチで休憩。夏の新メニュー、かき氷ソフト380円(高い!)をいただく。気絶しそうなほど美味い。
ちょうど昼時とあって続々と観光客がやってくる。なんとなく視線が私と自転車の間を交互に泳いでるように感じる。。
お、俺、そんなに汚いんだろうか。


「失礼なことをお訊きしますが、あなたはこれで登ってきたのですか?」

年配の男性が慇懃に尋ねてきた。こう書くとなんだか日本語学校の教科書みたいだが、ちょっと笑いそうになる程やけに丁寧な話し方だった。

見りゃわかるだろう、とはやはり答えられず(笑)少しお話をする。


なおも話しかけてくる人、多数。

[ はい、自転車で登ってきました。ごめんなさい ]

という看板でも用意して背中向けていたい。お願い、ストレッチさせてくれんか。

この自転車は50万円くらいか。
どこから来たのか。
これは何段変速なのか。
毎日何キロくらい走るのか。
どこの国製なのか。
最高速度はどれくらいなのか。
どれくらいの時間で登るのか。
ヘルメットのこの穴はなんだ。
何歳だ。
競輪場(弥彦競輪が近い)でやってる人なのか。


まるで外国人を初めて見た村人のようである。
よくもまあ、というぐらい次々と質問が飛ぶ。こうなってしまったら観念、というかこうして興味を持ってくれたのならせっかくだし、と会話を楽しむ。


自転車選手になるとそういう身体になるのか。(選手じゃねーよ・笑)
かっこいい。(自転車がか?私がか?)
普段は何を食べているのか。(だから普通の日本人だっつーの)
ツール・ド・フランスみたいなのに出てるのか。(これには爆笑だった)
北海道にもそんなレースあるだろ。見たことある。(だから選手じゃねえって)
ここ(ボトル)には何が入ってるのか。(携帯トイレです・笑)



日本人ってこんなにフレンドリーだっけ?
こんなに気安く話しかけてくる人達だったっけ?

そうなのだ、今回に限らず実は毎度こうなのだ。
山の上ならまあ解らないでもない。乗らない人にとっては驚きの対象なのだろう。しかし平場でさえよく話しかけられるのだから、これはもう自転車のせいとしか思えない。少なくとも私は、他人が話しかけ易い雰囲気の人間じゃないはずなのだから。


子供は実によく寄ってくる。彼らにしてみれば自転車は身近な乗り物だから、なんらかの壁を意識することもないのだろう。身近なだけに、ちょっと雰囲気の違う自転車にある種の憧れや興味があるのは私も男の子だったからわかる。

外国人もそうだ。
本屋さんから出たら、私の自転車を撫でるように見ていた英国人男性。
朝、裏の土手を走ってるとすれ違いざま手を振ってくれたジョギングの白人女性。
峠の登り、追い越すクルマの中から身を乗り出して励ましてくれた白人男性。

町でよく見かけるMTBとは違うものを、ヘルメット被ってる自転車乗りというのにはむしろ親しみを感じるのだろう。なんとなれば欧米にママチャリというものは無いのだ。それどころかフランスやベルギーの国技は自転車であり、アメリカで最も人気のあるフィットネスは自転車なのだ。


ここ日本で、ヘルメットを被って車道を走る自転車は、これはもう圧倒的に少数。都会じゃ昨今自転車ブームだそうだが、それとて市民権を得るにはまだまだであろう。

自転車など誰もが乗ったのに今はクルマだけ、という大人は多い。
要するに自転車って、実は珍しいのである。

乗ったは乗ったがロードバイクみたいなのは乗らなかった故になんとなく気に掛かる、あるいは逆に、中高生の時虜になってよくツーリングに出たという人もいた。
いずれにしても今は乗ってない。乗ってはいないが未知のものでもないあたりが、こうして気軽に声をかけてしまう何かがあるのだろう。
同じ珍しげな乗り物でも、例えばランボルギーニのなんとかで乗り付けて笹団子買ったって会話が弾むことはなかろうし、これはいくらするのだと訊かれることもあるまい。


端から見るとちょっと笑いものっぽい自転車。

だからいいのだ。
威圧感の無さが人と人の距離を縮めるんだろうな。


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