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あわや事故

2005年08月14日 22:51

ロードバイク人生最大のピンチ、まさに危機一髪だった。


それは出雲崎の海岸にある道の駅、天領の里前でのこと。第一休憩ポイントでもあるここは柏崎方面より海を左手に見ながら北上してくると、アーチ橋を下ってすぐの左側に道の駅、両方面の見通し良く駐車場入り口に信号は無し、海水浴場併設というロケーション。
そこを直進する私に向かって対向車線のクルマが道の駅へ右折進入でガシャン、とよくありがちなケースである。保険的にいえば20:80。今回のだと10:90になろうか。


橋の下りの勢いのままであれば私の速度は50Km/h近くになるのだが、このルートで寺泊に次いでクルマの出入りが多いここはいつも注意して減速している場所だ。

こちらの車線、私の10m程前のクルマはそのまま直進して行った。私もここは直進して少し先の自動販売機まで行くつもり。と、右折したい相手はどうやら私を認知していない模様。偏光グラスをしているので車内の様子やドライバーの視線はよくわかるのだ。

こいつ怪しいな。

さらに減速させつつ相手の動きを見極める。完全にこっち見ていない。おそらく混んでる駐車場に注意がいってしまってるのだろう。
ここまでの一連で約1秒。普通であれば相手はそのまま停車し私はスーっと通り過ぎて何事も起こらないはずなのだが、あろうことか相手は加速してきた。

やばい。

減速しているとはいえ到底止まれるものではない。というかそんな距離無い。
コンマ1秒経過。クルマ目前、なおも迫ってくる。1mあるかないか。当然私は路肩。ドライバーの視線はもう駐車場に入ってる。ばかやろう。


ここでの選択肢はふたつ。

・ぶつかる。せめて衝撃を和らげる為に自分から前に飛ぶ。
・踏み込んで歩道に逃げる。


諦めたりパニクって急ブレーキをかけたらぶつかる前にロックして落車だろう。そこで最悪クルマに踏みつけられるか滑ったまま下にめり込むはず。

第一選択肢の「ぶつかって発射コース」も一瞬考えた。ほんの一瞬もう諦めかけた。しかしビンディングペダルで結ばれた自転車は私と一緒に飛ぼうとするだろう。自転車が壊れるのは仕方ないとしても同時に脚の靱帯一本切れる位じゃ済まないはず。バイクでもスキーでも前転はスリップダウンよりはるかにダメージでかいもんだ。

いや、スキーならブーツが足首を守ってくれる。傾斜と雪が衝撃を緩和してくれる。バイクなら転倒時を考えたそれなりの服装だ。しかし自転車ときたら真っ裸同然、ヘルメット被ってるたってただの発泡スチロールじゃないか。ほとんど防具など無いに等しく、ついでながらムチムチのもっこりだもん。そのジャージさえ破けてあっというまに全裸の血まみれになってしまう寸法なのだ。利点は救急隊員が服を切る手間省けるくらいだ。

落車。衝突。
どちらにせよ惨事は間違いない。


コンマ1秒経過。
真横でワイン色のバンパーが光る。ああダメだ、リアタイヤに当たるな。。
左前方から悲鳴というかうめき声のような女性の声が聞こえる。よし、目撃者確保(苦笑

実際どのようにして避けられたのかはわからない。もう咄嗟の咄嗟に踏み込んで加速させると同時に重心移動して歩道に逃げた。まるでワープしたかのようにそこにいた私は、何の衝撃も無かったことにホッとすると同時に怒りで瞬間沸騰した。

沸騰しつつもしかし冷静だった自分を讃えたい。なぜなら、ここですかさず急にUターンなどしようもんならビンディングペダルの自転車はコケる。そんな日にゃ怒りより恥ずかしさで顔から火が出ることだろう。



駐車しようとしている件のクルマの横に行く。沸点などとっくに振り切ってるが努めて紳士的に穏やか~に怒る。若い時分なら口より先に手か足が出たが私も丸くなったもんだ。

ドライバー氏、窓こそ開けたが謝るでもなく、というかハンドル握ったまますっかりフリーズしてる。(降りて謝るのが当然じゃないのかなあ?)
やはり全く見ていなかったという。そりゃそうだ、認知してあれだったらそれは故意というわけで、そうならばさすがに私も穏やかな口調では済まない。マジンガーパンチの5発も飛ばして足も出す。こちとらカーボンソールだ、踵には突起もあるからよく効くだろう。

後席の女性、奥さんだろう、こちらはしきりに謝る。まるで夫が子供で、粗相をしでかした息子をかばう親のようだ。なのに夫氏、相変わらずフリーズしたまま視線が泳いでる。助手席には似たような顔の男性。兄弟だろうか、こちらも同様にフリーズ(苦笑


自分で言うのもなんだが、あの瞬間の判断と反射神経が並みだったら事故は免れない。偏光グラスでドライバーの視線がわかり、歩道に段差が無く、歩行者も居なく、という偶然も幸いだった。ペダルが普通にフラットペダルだったらあの体勢で踏み込んだ瞬間あるいは踏み外してすっ転んでしまってたかもしれない。

もちろん公道を走る以上私も相応の自覚を持って乗っている。だからこういう場合でも「轢かれる」という表現は馴染まないと思う。こちらも軽車両であり、公道上においてクルマも自転車も等しく責任があるからだ。現に今日の件も、私だってそれなりの速度で走っているわけで、どんなに自分では安全運転を意識していると念じても視点が変われば危険な自転車野郎に見えるかもしれないんだから。

それらをふまえたうえで、敢えて怒ったわけだ。(けして怒鳴ったり威嚇していない)

まだ無表情なまま固まってる夫氏、平謝りの妻氏。
ぶつかっていたら、私が怪我をしていたらこの夫氏はいったいどのような行動を取れるのだろうとこちらが心配になる。おそらく仕事もうだつ上がらないのだろう(苦笑
家庭のこと全部妻任せ的なこういう夫は私が最も嫌うタイプの男だ。

こういう男と話すのもバカらしい。子供もいるし、あんまり恥をかかせるのも本意じゃない。それにこんな思いをしたら少なくとも前方不注意はもうしないだろう。
せっかくの休日を海で楽しみに来たのにこれじゃ家族揃ってガッカリだろうと思うと情けなくもなるやら申し訳ないやら(なんで私が詫びんねん)

川崎ナンバーでワイン色のホンダなんとか(車名失念。細っこい不細工なミニバン)
気をつけてくださいよ、私ももっと気をつけるから。


ついでながら、この場合で私がコケていれば立派に傷害事故となる。自転車に損傷があれば当然賠償だ。
この時、もしあなたが自転車側なら(クルマでも同じだが)その場で示談の念書を書かせるべきだ。状況を具体的に書き日時と場所、お互いの氏名・住所を書いたうえで、かくかくしかじかで全責任はAにあるという念書をとる。相手のナンバープレートの前でそれを一緒に写真撮影。携帯のカメラでOK。免許証もパチリ。

後日、相手が保険屋さんに駆け込もうと、それは事故じゃないとカマ掛けてこようと当事者の示談念書が全てに優先するわけだ。まして事故証明も無いわけであるからして。

救急車が来るような怪我ならそんなことしなくても基本的に事故になるけど物損の場合これが有効。あんまり無茶な金額を請求すると脅迫になるのでご注意。それでも相手が金額を承知したうえで署名してあれば生きちゃうのだけれども。
両者走っていればどんなに相手が悪かろうと原則0:100はない(重過失除く)というのがこの世界。賠償でこじれるのはほとんどこれ。

かといって、もし加害者になった時にこれをもってして不用意に謝るなということではない。そこは社会に生きる人間として恥じない行動を取るべきざんす。


安全運転。
なんぼ安全を意識していようと一人、たった一人こういうのが運悪く交差しただけでその念はあっさり崩壊しちゃうんだ。


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