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夏の宝物

2009年08月29日 22:00

居ても経ってもってやつですか。深夜、気付いたら西へ向かってましたとさ。
母校でもないのに(汁

自分がやっていた時には行けなかった甲子園。はるか遠く、向こうの世界。

大人になりゃクルマでひとっ走り。近いw


090824_1201~01





文理 9-10 中京

負けてしまったのは今でも悔しくて仕方ないのだけど両チーム持てるチカラの全てを、いやそれ以上のもの出し切った本当に素晴らしいゲームを見せてくれて、なにより我々見てる側にしても二度と体験できないようなあの二時間、、、 異様で、渦巻くエネルギーに支配されて・・・・

9回表の、あの異体験はちょっと言葉では言い表せないや。




悔しい。

嬉しい。

誇らしい。

羨ましい。

ありがとう 文理。

おめでとう 中京。


なんにしたって涙と感謝の言葉しか出ませんて。





序盤の緊迫した攻防、まずはこれが凄かった。どう見たって自力に勝る中京に対しがっぷり組んで譲らず怯まずの新潟代表、文理。ガチムチのモンスターに立ち向かう純朴少年達の、残酷にも思える対比。
初回、いきなり2点先制を許すもすぐさま同点に追いつく。ホームランにはホームラン。その後中盤まで苦しみながらもしっかり抑えるビリビリと緊迫した展開。これこそが文理の実力。ビッグゲームの予感。新潟の高校野球がこれほど逞しくも迫力あるものだなんて。私はここが一番感心したし、嬉しかった。


しかしまあ中京打線の威圧感たるや大人のこちらが怖くなる程に凄まじい。なにしろ出てくるバッターが皆デカイ。まるで清原と松井が交互に出てくるかのよう。だってスイング音がスタンドのこっちまで聞こえるのよマジで。
この圧倒的なパワーに文理がどこまで持ち堪えてくれるかという流れも6回、とうとう辛抱たまらずの一挙6点を許してしまった。緒戦からこれまでほとんど無かった守備の乱れ。ランナー溜まって長打被弾という、今日絶対にやってはいけないことがモロ出しに。

7回、文理も意地の連打でまず1点返すも(ここですぐ打つのが新潟規格外だ)中京はその裏に2点。怖いよ中京。


ぁぁ、もはやここまでか。


という気持ちがあったようななかったような。



あれだけのモノを見せつけられて、事実7点差。なんぼ文理打線も負けてないとはいえこの中京相手に2イニングで返せる点差とも思えない。


bunri3.jpg


ターニングポイントとなる中京センターの超美技。






息の根を止められたかに思えた大量失点の前にあった中京センターのスーパープレイが大きかった。4回表、文理伊藤の大飛球を躊躇わず一直線に背走してジャンプ一番のワンハンドキャッチ。抜けていれば文理優勢になるはずのあの大ファインプレイで流れを引き寄せる中京。一方の文理は完全に逃がしてしまう泥沼。。


んで、あの9回だ。


私、こりゃ厳しいなと思ったのも本音なら、コイツらならやってくれるはずという、願い以上の確たるものがあったのも本当。胸騒ぎじゃないけどなにかメラメラしてた。延長に突入している絵がクッキリ浮かんでた。
さらに付け加えれば、あの時間、1塁側スタンドも諦めムードはなかった。逆転するまでのパワーが漲っていたかは自信ないけど、最後の意地みせろ的なものではなかった。ヤケクソでももちろんない。もっとポジティブで生命力を感じるものであったのは確か。


選手達はそれ以上だったのだね。
それは決死とか悲壮感漂う種のものではなくなにか軽やかで朗らかなもの。上手く言えないけど。
だって彼らは軽快な足取りで守備から戻ってきてたもの。「さて、いっちょやりますか」みたいな雰囲気で。




とんとんとツーダウン。んぐぅう。


1番切手、ここから始まった。
際どいコースを見極めて、決め玉に手を出さず見極めて投手を追い込む。


追い込む。

打者が投手を”追い込む”というこのニュアンスはなかなか伝わりにくいと思う。


もの凄い迫力の四球だった。これもまた大きなターニングポイントだった。ただの四球ランナー1塁という以上の値千金エクセレントプレイ。



これでなにかが憑いたのか、はたまたこれも彼らが持つ地のチカラだったのか。2番高橋がさらに追い込む。ファール、ファール、見極めて、またファール。
打ち返せなくてのファールじゃない。打ちたい玉を放らせるまでカットし続けるこの技術。凄まじい”追い込み”に投げる球がなくなる中京エース堂林。

ビビったね。俺がw


なんちゅう2年生だ。


異様な雰囲気になりだしたのはこの頃。
3凡でハイ、終了~って感じの優勝を決めるつもりの3塁側がシビレ始めた。


カッキーン!!


カッキーーーン!!


2番高橋の2塁打、3番武石の3塁打で6-9。雰囲気的には逆転。悲鳴と大声援。両方から。



なにかの悪戯か運命か。神の手か。
もはやここまでかと天を仰いだ4番吉田のファールフライを中京サードが目測誤り命拾い。次の玉を死球で出塁。



これが甲子園に潜む魔物ってやつなのですかね。どんなヤツなんだろ。
私はこのあたりで半分気を失ってましたから姿を確認することはできなかった(苦笑


とんでもない歓声に圧されてるのに何も聞こえない。


真空状態。

おれ死ぬ。


1球ごとに遠のく。暑いのに寒い。

まだ続く文理の猛攻は、もうひとりの私が見てた。




bunri4.jpg


好リードのキャッチャー若林。
関川村丸出しの好青年。


部下にしたい男No.1だw




緊張とかなんとかを超越した極限状態で、まさに眼の覚めるような金属音と悲鳴と地鳴りで我に返った。



腰抜けて放心。そうか俺はずっと立ってたんだ。涙ってこんなに出るもんなんだ。拍手のし過ぎで腕時計が飛んでったw

ぐるりスタンディングオーベーション。
ここであった全てを1秒たりとも残さず焼き付けた。脳が沸騰してる。

感動って言葉を人はよく使うけど、人間の許容範囲を超えた感動ってあるんだと知った。


こんなに誰かを応援したことって今までの人生で無い。というか、私はだれを応援してたんだろって感じ。なにを応援してなにを願っていたんだろ。



自分を投影していました(笑

ガキの頃の野球坊主の自分を。なんて身勝手。なんという自己中オヤジ。



この夏。
野球という競技のもつ魅力全開にして、”高校野球”というもうひとつの競技の魔力に胸いっぱい。心あっぷあっぷだ。



帰国してなお不思議な放心状態は続き社会復帰不可能。


夢か幻か。


うんにゃ。

この現実を引き継いでいくこと。次の代、下の世代へ。
んで、こういう経験を新潟の人間全員が共有して、イメージしてこそ次のステージへ上れるんだろう。繰り返し繰り返して、そうして掴めるんだろう。

優勝ってすごいとこにあるのね。


あと一歩。まだまだ。



また楽しませてください。こんな素晴らしいこと、病み付きになりたい。

でも来年はちょっと待て。体が保たない。








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