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Michelin Pilot Road 3

2011年05月12日 23:42

暴れ馬のタイヤを交換した。のは3月上旬だからもう2ヶ月も前のこと。今回のチョイスはツーリングカテゴリーの新作、ミシュランのパイロットロード3



早いもので二輪界に華麗なるカムバックを果たしてから2年半、車両も取っ替えひっ替えしてきたがタイヤなどもう、それこそ何セットになるのか金額を計算するのが怖いくらいさんざん食い尽くしてきた。もって2,000km、フロントなど興が乗ってしまえば1,000kmを待たずしてスリップサインが飛び出す始末。それを地が出るまで使い倒しては毎月のように注文して・・・
超絶なる走りをもたらしてくれるハイグリップタイヤ、それはかくも儚い強者どもが夢のあと。

無我夢中でオートバイと戯れて走り廻って、そのうっちゃった時間と距離から得たものは多い。刺激と興奮に満ち溢れた得難い体験であった。そこになんら一片の悔いも無いがしかし、心の深いところではどうにも消化しきれないなにかが澱となって沈殿していたのも事実。


こんなタイヤがはたして本当に必要なのだろうか?

山坂道を駆け廻るばかりがオートバイの楽しみ方じゃないだろう?



我に返って、おもふ。



IMG_0304.jpg



イージーでお気楽カジュアルなハイパーモタードが気付かせてくれたこと。
いや、とっくの昔に気付いてたのだけど、なんでもアリなユルいこいつならばそれが迷わず実行できる。もちろん、投げやりや諦めのニュアンスではなく。


もっといろんなところへ行ってみようか。テント積んでのんびりと。
それからそう、街乗りや買い物ツーリングもいいんじゃない?

暴れ馬に付いてきたピレリ・コルサ3はトリモチのように粘って、あっという間に終わった。これ幸いと、'11シーズンを初のツーリングタイヤでもって開幕。ややや、なんだか楽しみ。


ここで参考に、私の備忘録がてらドゥカティ3台でのタイヤ歴を記しておこう。


 BS BT-016(F800 R1,000)<モンスター696>
 BS BT-003st(F900 R1,200)< 〃 >
 MI PilotPower 2CT(F1,100 R1,400)< 〃 > X 3set
 PI Dragon SuperCorsa(F600 R800)<スーパーバイク1098S>
 MI PowerPure(F900 R1,100)< 〃 >
 MI PilotPower 2CT(F900 R1,100)< 〃 > X 2set
 PI Diabro Corsa3(F700 R900)<ハイパーモタード1100S>

( )内はショルダーのスリップサインが出た距離 : km
実際は溝の底の底まで使って倍以上で交換。(峠6:散歩2:ツーリング2:高速0)




毎度のことながら前置きが異様に長い。なんの話だっけか。ああ、ツーリングタイヤだ。
交換してから約1,000km、ようやく峠をたっぷり走ることが出来て、おおよその特徴が掴めたところ。これから路面温度の上がるシーズンを経てみないと寿命を含めた総合判断は下せないが、いや、もう断言してしまおう。私は一生このタイヤ、パイロットロード3でいく。最高。んでもって、ハイパーモタードの標準装着はこのタイヤにすべきだと、ボローニャまでドゥカティの社長さんに電話したところだ。



IMG_0302.jpg



ビバンダムをモチーフにしたという(嘘)一風変わったフェイスのこのタイヤ、まるでレインタイヤのようでありなんとなくイモ虫にも見える。どうしてこんなことになったのやら、きっとミシュランにも考えがあってのことなのだろうが、一見して笑いを誘う悪目立ちした奇妙なルックスがまず気に入った。ハイパーにぴったりファンキー。



IMG_0303_20110507201317.jpg




見た目以上に気に入ったのが脚周りとのマッチング。

ハイパーのフロントサスは中途半端に柔い(リアはガッチガチ)。世のスポーツバイク平均からしたら2段はハードなバネが入っているものの、それでも脚長系なりに姿勢変化を許すもので、そこに強力無比なブレーキとの組み合わせが悪さをしているのだな(標準セッティング)。全てがソリッドなフィールで、それこそブレーキングひとつとっても立派なエンターテイメントだと評価していた猛獣スーパーバイクはその点、乗り味にびしっと一本筋が通っていたものだ。その感覚のままハイパーを走らせると、異様な軽快感の魔力に引き込まれつつも、なだけにどうにもチグハグな足捌きの拙さが際立ってしまっていよいよ不愉快一歩手前。止まるだけなら問題は無いがなにしろ過渡域でのタッチが悪いのだ。
それがどうだ、タイヤを換えた途端まったく気にならなくなった。

サスペンションやブレーキに距離なりに馴染みが出てきたこと、私自身がハイパーの甘い乗り味に慣れてしまったこと、それらも無関係じゃないと思う。ただ、理由はわからないが、感じることだけを比較するならば断然こちらが良い。とにかく走っていて楽しい。やはりタイヤとの相性ってあるよなあと再認識した次第。

空気圧は標準。フロント2.1kg/cm リア2.2kg/cm。




グリップ力に心配無し。

探りさぐりで少しづつ寝かせていく、おお平気。スケベ心出してステップ擦るまで倒してみる、あら平気。景気良くスロットル満開で立ち上がってみる、ほら平気。

少なくとも、私程度のスキルでそこらの峠で騒ぐ分にはまったく問題無い。言われなければわからないほど、ワタクシ的標準にして基準たるパイロットパワーそのまんま。いつものミシュランらしくパタンと寝てサラッと曲がる。制動、OK。


フロントに癖は無い。あくまで素直に、荷重を掛けたなりに、視線を送った方へぐいぐい向かって行く。いいぞイモ虫。一方、リアは少々ダルい印象。クリップから脱出にかけての尻踏ん張りでうにゃうにゃする。
もちろん公道、良い意味でこれはリミッターとしての効果あり。



乗り心地良し。

ケース剛性をしっかり感じつつ、溝が多い効果なのか転がり感は柔らかい。それでいて鈍らなゴムゴムしたものではなく、路面の雑味だけ吸収して情報をきっちり伝えてくれる。安心感ありあり。

それを確認したのち、フロントは標準のままリアのプリロードを山3つ抜いた。伸び減衰も全抜きから2つ戻し。前後のバランスをとって低速でもよく動く脚にしてみた。いい感じだ。



夢のロングライフ。

であってくれたら嬉しい。現在1,000km経過にして前後9分山、センターなどほとんど10分のまま。すでに、もうこれだけで私は喜んでいる。目的達成。夢なら覚めないでほしい。峠遊びにもとりあえず不足無くてこれだけ減らないのだから愉快な話じゃないか。
さすがに10,000kmとは言わない、ハイグリップ比で倍、欲を言わせてもらえば6,000km、そこまでもってくれたら泣いて喜ぶわ。

しかも溶け方が良い。サラリのサラサラ。これも私がミシュランを好む大きな理由だ。BSやピレリのボロボロべたべたと派手な溶け方は公道使用じゃ馬鹿丸出しに思えて、なのでこれまでも写真を載せてこなかった。



今まで、もしかしたらハイグリップタイヤだからこそ救われていたこともあったのかもしれない。止まりきれなかったことも飛び出したこともコケたことも無いのは、それがトリモチばりの食い付きのおかげだったのかもしれない。

だけど、もういいや。
もし、ハイグリップタイヤでなければ出来ないことがあるなら、そんなことはやらなきゃいいだけ。私にはパイロットロード3がある。



タイヤ代、つらかった(汁


コメント

  1. 33 | URL | -

    ご無沙汰してます。
    私も先週交換しました。PR3リヤ。どうもフロントのパターンが気に入らず
    保留してましたが、よさそうですねイモ虫くん。悩みますな。。

  2. みわ | URL | -

    こんにちは、33さんお久しぶりです。
    って、えーっと、、 ゲイ様?

    イモ虫最高。
    かなり気に入ってます。まるでハイパー専用に掘られたかの珍妙なパターンが
    たまらんのです。グリップ力と耐久性をここまで見事に両立しただけでなく、
    乗り心地も情報伝達性も優れているなんて、とうとう夢のタイヤ時代到来。
    生きているうちに間に合いました。


    嘘。他にツーリングタイヤの経験が無いのでわからん(笑
    どの銘柄もこれぐらいの実力は持ってるのかもしれません。今回は、峠の楽しさ
    を犠牲にしてでも長持ち優先で選んだらこれがびっくり、全てが期待の遥か上を
    いく結果に大満足ってわけです。
    十分納得したのでこのタイヤが終わったらストリートファイターに乗り換えます。

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