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大型バックパック ~その3~

2011年06月17日 22:43

まさかの、その3である。

なにが悲しくてこんなことを連載しているのだ私は。
欲しいなら黙ってとっとと買えっての


その実力において世界ナンバーワンと評されるグレゴリーをつかまえて、野暮ったい陰気くさいと切り捨て、スタイリッシュにして本格派、夢のような高コストパフォーマンスで名を馳せるオスプレーをも、飽きたと笑う私。このふたつがダメならあなたに背負えるパックはありませんと、そう店員さんに冷ややかな宣告をされてもおかくしくない。もし私が店員であればそんな客には、じゃあ自分で作れと追い払うのではなかろうか。


ここまでで整理すると、ゴツくて頑丈長持ち、たとえいくらか重くとも思わず足取りの軽くなりそうな明るいキャラクターが好みのようなのだ私は。それでいて今までのワタクシ的山観というか、道具観の延長線上ではないなにか新たな風を感じたいと。



そんなややこしいオッサンが怪しく店頭をうろつく。

お?

隅っこに呼ぶ気配。これはなんだ?


macpac Cascade65

cascade65.png




ぱっと見、なんのヘンテツもないやや細身の地味なパックである。しかし、なにかこう捕えて放さない妙な引力を感じる。ザラリとした独特の風合いに惹かれて思わず撫でる。

ふむむ。

ホスピタリティに溢れるOSPREYを見たあとではいかにも無愛想極まりないのだが、この無骨さが不思議と好ましく思える。好奇な心にぷすりと刺さってくる。実際はこういうシンプルなやつこそ使い易いんだよなと、やおら妄想ウキウキモード突入。

じわじわ。これは背負って歩き出したくなるぞ。


それにしてもなんだ湿気ったデニムみたいなこの奇妙な生地は。

これこそがmacpacをmacpacたらしめるご自慢のオリジナル素材、その名もmacpac、間違った、AZTECなのだそうだ。


ほほう。


糸の段階から耐水性を考えている生地、脱コーティングとな。今まさに私の愛用パックが見舞われているポリウレタン貼りの加水分解の心配も無いと。それ魅力。

コットンとポリエステルの混紡ワックス漬けとある。ああ、それって昔のヤッケだ。二重にしたのがダブルヤッケ、つまり往年のエベレスト登山隊も着ていたあの冬装備。だからなのね、なんだか懐かしく感じたのは。って、知らんわ。
たまーに山スキーやクロカンのベテランさんが着ている。着ようによっちゃとてもカッコイイと思う。機能性がどうなのかはわからないが本当に寒い日の雪ならどうせ濡れないし平気なのかな。




肝心の背負い心地はどうか。

まあまあ。吸い付くような感じではない。
たとえば、同じ具15kgをGREGORYのBaltoroなら13kgに感じる気がするとすれば(それくらい素晴らしいフィット感だ)、こちらは15kgが15.5kgという感じ。だけど佇まいが好みだから気分的にはマイナス3kgの12.5kgでmacpacの勝ち。好きなほうがひょいひょい歩けちゃう。人間なんてそんなもん。



理性的な選択ならばGREGORYに行き着くのだろう。

しかし人間、アタマでわかっちゃいるけどカラダはねって。生き物だもの。




優れた耐水性と謳うが完全防水ではないとのこと。ここが引っかかる。
理由はふたつ。

まず、そもそも濡らしたくない具(あるいは濡れた具)は防水袋に入れている。
もうひとつ、なんぼAZTEC様が頑張って具を雨から守ってくれたとしても生地それ自体は濡れている。蓮の葉のようにはいかない。つまり濡れたパックをテントの中に入れねばならないということになる。それは許されない。パックはマットを兼ねるのだから。テントの中をみすみす濡らすなら最初から計画ビバークでいいやとなる。テント要らん、こんな大きなパック要らんぞ。あれれ?

結局は従来通りにレインカバーが必要ってこと。カバー自体が負担になるものではないにしてもこの現実はちょっとマヌケだ。これなら楽しく歩けそうだと、下手するとフィット感よりも大切なウキウキ感が満点なだけに惜しい。実に惜しい。


もはや言いがかり。

うっかり買ってしまっても後悔はしないだけの予感ひしひし。むらむら。

わくわく。




 つづく


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