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グランフォンド糸魚川 完走 ~FINISH~

2005年10月16日 01:31

もう最終回にしようと思うがどうかな?(誰に訊いてんねん)
ひとつのイベントを6回、2週に渡って書き連ねるなんて、まるで初めて海外旅行に行ってはしゃいでる人みたいでかっこ悪い。このてのイベントに参加は初めてじゃないし、競技種目こそ違うがレース経験もあれば全国大会だってある。だから初々しい気分やそんなのでなければ暇でもない。仕事も繁忙期で暮れまで休みもままならないのだが、この際白状すれば、こんな駄文に毎回1時間半近くかかっているのだ(苦笑


それでも振り返ってモノを書くという作業は楽しいものだ。キレのある短い文章にできないのは私の特徴なのでご容赦願いたい。自転車ってのは乗ってる時間も長ければ、ひたすら黙々とマシーンになってしまうが故に色々と考える、いや考えさせられるものなのだ。また、望んでもいないのに色んな事が起こる。
だから締まりのない長文になるというものでもないが、毎度5~6時間も同じ姿勢で走ってるってのは、つまりそういうことなのだ。


ちなみに私自身はめっぽうせっかちである。こんな長文とは正反対に必要最小限の言葉しか発せず、それでも口より先に手足が出る。無駄におしゃべりな人は嫌いだ。簡潔明瞭な会話が出来ない人も苦手だし時間にルーズな人は人格さえ否定する。


と、意識的に長い前振りを書いてみた。ここまで約7分。
私のモノ書き絵描きを知る人は「異常だ」というほど早いらしい。読み返したり検証することもなく浮かんだまま書くから早いのかもしれないが、中身が伴わないところが悲しい。まるで、思いついたこと次々と口にして結局なにが言いたいんだかさぱりわからないオバハンみたいだ。


ほい、そうこうしてるうちゴール地点のマリンドリーム能生に到着したよ!


《え?本当にゴール?》

もう着いちゃったの?てのが率直なところ。先程のオヤジさんのことや、追い風で楽々走れたからだろう、虚勢を張るでなく本当にまだまだ走りたい。こんなんじゃ物足りない。なんならもう一周してやる。おい、俺をもっと走らせろー
シリアスなレースであればゴールと同時に全部ゼロのスッカラカンにならなきゃだが今日はファンライド・イベントだ。てなわけで余裕をもってゴールイン。


あっさり自転車を降り、あっさりゴールチェック。

静かだ。それにしても静かだ。

あれ?ここゴールだよね??

(参考ながら15番目。序盤の快走を思えば随分と落としたわけだ)



こういった耐久ものといえばゴールと同時に倒れ込んだり泣きながらバンザイするって光景が思い浮かぶ。引き合いに出すものおこがましいが、完走した全員が勝者、自分との戦いという意味においてトライアスロンに近い。そのゴールは拍手と歓声に包まれ、鉄人になった彼らは皆泣きながら最後のチカラを振り絞ってバンザイゴールをするじゃないか。


なのに私のゴールは、感動に盛り上がりを見せるでなし、感極まるでなし、ひっくり返るでもない。自販機でコーラでも買うかのように「すぅーっ」と停まってお終い。なんだかいつもの練習から帰ってきたみたいでもある。
ちょっとクルマが多いだけの、ただの道の駅風情に駐車場係のスタッフがひとり、たったひとり、ぱちんぱちんと拍手してくれていた。
(雨の中ありがとうございます)


静かだなぁ。。今日はいったい何人が参加したんだろ。。

(登録400人弱、出走300人強。まったく知名度のない第一回目としてはビックリの人数だ。)



《あっさり味の本当の味》

ますます雨足が強まる。自転車片付けなきゃ。面倒臭えなー

さっきまで一日中雨の中を走っててこれ以上ないズブズブのくせに、すぐそこのクルマまで行くのを億劫がってるのだからおかしい。

ぽつりぽつり選手が入ってくる。「うわぁー着いたー!」との声も聞こえる。お仲間同士、肩を叩いて讃え合う様子にここが確かにゴールなんだと理解するが、私は所在なさげに軒先で一服。ズルズルになった自転車に「こりゃ掃除が大変だぁ」と、そんなこと考えてた。

なんだろ、なんでこんなにあっさり味なんだろ。

まだ走り足りないのと相まって、すかしっ屁のようなゴールにいくらか戸惑う。

(すかすも鳴らすも、屁をこくなど恐ろしくてできないくせに。最初からお読みになった貴方ならおわかりであろう)





そうか!
わかった、わかったよ母さん!

ゴールゲートもテープもないからなんだ!




私はこう考える。


ロードマンたる者、喜びは自分で見出すべし。他人にセットアップされた虚飾に浮かれることなかれ。自分のゴールは自分で決めろ。行く道は自分で作れ。


これは自転車を愛してやまない主催者の、敢えての愛なんじゃないか。見えない演出ではないのか。



これって考え過ぎか(笑



たんに予算の問題と片付けるのは簡単。用意したくとも出来なかったのかもしれない。それらを提供できる自転車方面のメーカーや問屋が協賛についていないのかもしれない。あるいは、そもそもタイムを録ってないんだからセンサー仕込んだゲートなど不要と考えたのか。果たして実際のところはわからない。


私はそれでいいと思う。主催者は充分以上のことを提供してくれている。よって我々参加者は事故無く汚すことなく帰ってくることこそが義務であり、なにより糸魚川の自然を楽しむことが目的なのだから。
ほら、自転車だともっと糸魚川の自然に気付けるよ、と主催者はグランフォンドという形で提案し、それをキャッチ出来たサイクリストが集って一日、皆で旅する。

ゆっくり見て楽しんでってよ。
糸魚川時間と自転車は、とっても相性が良い。

最後の山頂でおじさんはこう言った。
「晴れてたらこっから日本海、スカーッと見えるんです。こっちは雨飾山見えるんだけどなぁ。見て欲しかったっすなぁ」


そういうことなんだ。


ゴールゲートを設けない大人の見識。
自転車に理解の深い土地柄ならではのイベントは、押しつけがましさのない奥ゆかしさを感じる。地元を愛する大人達が、村興しとかそんなチンケな発想じゃない本当の意味での"LOVE ITOIGAWA"であり"WELLCOME"を実現している。
ここに、確固たる自信とプライドが映し出されている。



考え過ぎだろうか(笑



《風呂行こ、風呂》

閉会式の16時までまだまだある。抽選会もあるそうだ。せっかくだから参加しようってことで、社長さん達と近くの温泉へ行くことに。

いよいよ土砂降りだ。ヒーター焚いて温まってきた頃、俄にぐっと込み上げてくるものが。

感動が。
(今度は笑いじゃなかった)

ここにきてようやく走りきった達成感と充実感に浸る。いや、タメが効いてるぶん浸るなんてもんじゃなく、溺れる(笑


涙があふれてきた。(歳とるとイヤだね)
滲む。大雨にもってきてこれじゃ前見えなくて危ねえったらありゃしないぞ、まったく。

この時の思いはどうにも上手く言い表せない。


なんて素敵な一日だったんだろ。
スタッフ、ボランティアの方々の笑顔が思い起こされる。
沿道の声援に手を振るなんて、こんなに気持ち良いことない。

全身で自転車を楽しんだ燃焼感。
しっかし坂ばっかりだったなぁ。。キツかったなぁ。。
俺ってあんなにスピード出せたんだなぁ。

自転車好きでいてよかったな。ロードバイク乗ってよかったな。
参加してよかったな~!



うみてらす名立到着。

と、涙腺弛んじゃったせいか全身の緊張も解けた。すかさずうんこりんが下っ腹どんどん叩く。陣痛ってこんな感じなんだろうか。こういう時、助産婦さんならもう少し待てと言うのだろうが私はもう待てない。いや、待たせられない。もう産むよ!ゴメンな、待ってろよ、俺のウンコ!

ズルズルの自転車ウェアのまま小走りで便所へ急ぐ。


すってーん!

便所へのコーナーで転んだ。
もういい加減にしてくれんかー!(泣笑

雨の日にビーサンできれいな建物は危険だ。


長い長~い廊下を経て風呂。便所で初対面した傷の、あまりの気持ち悪さに風呂は止そうかと考えた。しかしせっかくここまで来たんだし、どのみち傷は洗わなきゃ。しみるだろうなぁ、痛いだろうなぁ。両手で塞いで入ろうか、だけどこれじゃ足りないよな。

う~ん。。


その時何気なく目に入った文字とや、


「海水温泉♪」



殺す気かー!

まだいじめ足りないのかー!



《蟹パーティー》

参加賞はローカル色溢れるベニズワイガニ3杯。おまけに次回の割引券。
これだって買えば何千円もするんじゃないか?参加費3000円で補給食たらふく食ってもう満足度満点なのに、まだこのもてなしよう。さらにお楽しみ抽選会ではドカーンと米に始まり野菜や果物がどっさり。

こういったイベントって貰ってもしょうがない物ってのがお約束。パジャマにもどうかっていうTシャツだったり使いようもないパーツだったり。その点でも今回の実用的な品々は嬉しい。「身の丈」っていうか、らしくってますます好印象。社長さんは「米。米欲しいんだよ、うち」とつぶやいてた(笑

まだ走ってる人もいたり、帰ってしまった人も多かったようで番号を読み上げてもなかなか当選者がでない。実は私も米を狙っていたのだが貰えるものならなんでも貰いたい気になっていた。まだほんの数人しか壇上に上がっていない。来い、来い。18番来い!

では次行きまーす。ブドウたっぷり。

えー、18番!


キターーーー!!!

はいっ!


思わず手を挙げて返事してしもた(笑


IMG_0123.jpg


戦利品。


ごちそうさまでした。



  *  *  *  *  *



本当に楽しかった。

この日一日走って、自転車がますます好きになった。

こんなに素敵なイベントを開催してくれてありがとう、糸魚川さん。
私も仕事柄こういうのがどれ程に大変かはよーくわかる。スタッフの皆さんだって自分で本番を走りたいだろうにな。ありがたいよなぁ。


来年も絶対に出よう。
エイドステーションに限らず、気の向くまま停まって写真撮って走りたいな。

グランフォンド最高。これは面白いぞ!


追)トラックバックというものに挑戦してみた。(まだよくわかってない)
ザ・ショート・レッグス様
当日の様子を上手いこと写真付きで伝えてらっしゃる。

スタート早々パンクに見舞われたそうで災難でございましたな(笑  


コメント

  1. のむ | URL | xsqMgmtY

    お疲れ様でした!

    はじめまして。
    拙Blogのご紹介&TBありがとうございます。
    実はGoogleで「グランフォンド糸魚川」を検索し、こちらのBlogを見つけて拝見しておりました。
    落車にも便意(笑)にも負けず本当にお疲れ様でした~。

    記憶があやふやになっていた点もあったので、こちらを読んであらためて記憶が蘇ってきました。
    エアホーンのおじさんに「あと2km」と言われたときの「まだそんなに~!」という気持ちや、15%の激坂の辛さや、下りで押そうかと思ったこととか。
    結構みなさん同じ体験をされていたんですね~。思い出すと本当に楽しいイベントでした。

    また、私はこういうイベントが初めてでよくわからなかったんですが、いろんな方の感想を読んで関係者の方々のご尽力が素晴らしかったことを知りました。
    来年はぜひ、晴れるといいですね!

  2. みわ | URL | -

    お疲れ様でした!!

    のむさん、こんばんは!

    私はまったく余裕がなかったので写真が一枚もないのです。のむさんの写真を見て「おお、あそこの坂だ~」とニヤニヤしておりました。それにしても「あと2km」はずっこけましたねい(笑)
    なにも偽ピークで励まさなくてもええやんか、というか、私はこの一件にこそ主催者の真の愛を感じます(再笑)

    いやあ、今でも白ご飯3杯いけそうな楽しい一日でした。

    問題なのはすっかり下り恐怖症になってしまったことです。先週も練習中大雨に見舞われたのですが、もうどうにもこうにもダメダメです(泣

    追)
    ロード買っちゃえ!

  3. roba | URL | -

    ついに終わってしまったんですね!あ~面白かった!!
    それにしてもよくこんなに臨場感豊かでしかも風情のあるレポートを書けるなんて、もしかして、みわさんって、本職の物書きさんです? 

    お詫び:すいません。名立へ入ってからちょっとペース上げすぎましたね・・・。

  4. みわ | URL | -

    robaさん!robaさーん!
    ちょ、ちょっと待ってくださーい!

    なになに?もしや先導スタッフの方ってことですか?それとも先頭で鬼引きした青ジャージの方??

    あーびっくりした。

    ロバどころか馬ですよ!この駿馬め!(笑

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