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ニュースの天才

2005年11月22日 01:32

エアフォースワンに唯一置かれている権威ある雑誌 ”THE NEW REPUBLIC"誌で、政治・経済すっぱ抜き記事が大人気の若手記者スティーブン・グラス。他誌からも寄稿を請われるほどの実力と気配りを忘れない人柄は同僚の評判も良く、まさに「スター記者」。
しかし、そのスクープのほとんどが彼の捏造だった。

不正を暴いてゆく編集長。それでも彼は嘘を嘘で塗り固めては追い込まれていく。人望の薄い上司なのをいいことに同僚に泣きつき同情をかう。そしていよいよ行き詰まり、、、







ニュースの天才


~ニュースは面白ければいいんだ~

~売れたもん勝ち~


そんな、ジャーナリズムの根幹を揺るがす実話に基づいた作品。

なんとなく借りてみたが、興味深い題材のわりにあんまり面白くなかった(笑
ちなみに制作総指揮はトム・クルーズ。



捏造やヤラセが横行しているマスコミ界であるからして、今さらこういう事実にショックを受けるほどナイーブな社会でもなかろうと思う。少なくとも日本では。

それでも、こういう権威ある雑誌でのことであったばかりに衝撃が走り、それでもなおそれら”権威ある”雑誌達で次々と明るみに出る”事実”。こと、厳しい校閲を経て出版されていることによる信用が前提として広く認識されている国、そういうアメリカであるだけに大きな波紋を広げたのだろう。要するに、そこに信用があるかどうかに関係なくやることはどこでもやっているっちゅうわけですな。


どれほど厳しいチェック体勢なのか私はこの目で確かめたことが無いのだが「日本の出版社じゃ考えられない」ほどのシステムらしいことは以前に聞いたことがある。さらに、いわく「記事のウラなんて誰もとらない」のが日本の出版界の”普通”だそうだ。



この映画で印象的なセリフ。
というか、それは特別映像での本人へのインタビュー。

「一度信頼を得たなら、嘘の何を書こうと誰も疑わない」


ふむふむ。
まあ、そういうことなんだろうね。



そういえばこんなことがあった。
6年ほど前になろうか。当時、私はアルビレックス新潟のいわゆるファンサイトをおっ広げていた。チームがJリーグの下のJFLに所属していた時に開設し、まあ、たわいのない駄文中心のささやかなものだった。ことはその後J2が新たに始まった年の春である。

今以上にマイナーな存在、まして2部の地方チームである。全国リーグ経験は前年のJFL1年間だけというほとんど無名の弱小チームなだけにオモテに登場する機会はめっぽう少なく、地元マスコミでさえ黙っていれば気付かない程度の露出量であった。(一般的には、だ。私に言わせれば充分に取り上げられていたと思うが)
ノーマークの最下位候補。それが、あろうことかJ2開幕からまさかの7連勝を記録してしまったからさあ大変。「春の珍事」として専門各誌がこぞって取り上げだした、そんな中で”権威ある”かどうかは知らないがその質でスポーツファンに広く信頼されていた某○ン○ー誌でなにやら見覚えのある文章が。


お察しの通りである。注目度の低い2部の、しかも田舎裏日本の弱小チームにまともな継続取材などしていないのである。それでも誌面にはそれらしくまとめた「新潟」が描き出されていたのだが、なんのことない。つまりそれは私のサイトを”取材”していたのだ。
いや、実際に記者は新潟まで足を運んだのだろう。氏の目で見た何かも書いたのであろうが、記事のキモは見事に私の言葉、私の文章であった。本人に確認をしたわけじゃないので100%の断言は避けるが私の中には確信がある。いうたら99.9%だ。なんなら尋問して吐かせてみせよう(笑)なあに、ジャックの力など借りなくとも平気だ。他ならぬ私しか知らない事があたかもそれっぽく書かれていたのだから記者も逃れようがないのだね。


失望したとはこのこと。なにが悲しくて私みたいな素人の記事を丸々引用したのか。参考程度に留める理性と時間はなかったのか。
どうせサッカーファンの、それも少ないJ2のだ、バレることもないだろうと高をくくったとしか思えない。当時は今と比較にならないほどサイトが少なかったしネット環境にある人自体も少なかったわけだが、情報が少ないだけにむしろサッカーファンのそれの比率は遙かに高かったのだ。情報に飢えているからこそインターネットなりを有効活用していた層なのだ。それを知ってか知らずかの愚行、しかもサッカーファンには確実に支持を得ていた雑誌だっただけに情けなさもひとしおであったものだ。
その後、件の誌のサッカー特集連発姿勢と、それに比例するかのような内容貧弱化に読者を大きく失っていった事実もこれやむなしといったところか。


ありゃりゃ、ついでに紹介した事例がうんと長くなってしまった。

そのせいだけではないのだが、出版界や報道界になんら恨みは無いけど信用もしていない。くさすつもりもないが、要するにそういうこと。もし、貴方がその業界に働く人であるならどうか気を悪くしないでいただきたい。

報道は一種のエンターテイメントなんだからしかたない。
「話半分」とはよくいったもので、私は、記事はネタとして読むしニュースも参考にさせてもらってるざんす。ただ、私が一番懸念すること、それは近年一番活気があり需要もあると思われる地元誌。なぜああいう内容のが売れて、続々と作られるのかがわからない。地元民をもっと大切に、と思うのだが、まったく地元民をバカにしているのか、そもそも地元民がバカなのか。。(苦笑
このままでは、いずれその先にあるのは空虚と無生産に思えるのだな。


ああ、肝心の映画。

評判ほどじゃなかったよ(笑

主人公のこの記者、もちろん記者人生を絶たれたわけだが反省期間を経た後に本を出版したそうな。なんと自分自身をモデルにした小説っちゅう・・・。
いやはや、アメリカって国は深いんだか浅いんだか。。


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